Title 2025年第1四半期の売上高が過去最高を記録 | Date2025-05-02 |
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- ヨーロッパ工場の稼働率向上により、販売数量が増加し、プレミアム商品のシェアも拡大 (SEOUL,South Korea,Aprl 30, 2025) グローバルタイヤメーカー・NEXEN TIREは 2025年第1四半期の決算を発表しました。売上高 7,712億KRW、営業利益 407億KRWを記録。売上高は前年同期比 +13.7%で、同社の四半期業績として過去最高を記録し、市場予測を上回りました。 2025年第1四半期におけるNEXEN TIREの好調な業績は、生産能力の拡大による販売量の増加と、18インチ以上のタイヤ等のプレミアム製品に牽引されました。ヨーロッパ工場がフェーズ2に入り稼働率が向上、より収益が押し上げられたほか、大手自動車メーカーへの新車装着用タイヤ(OE)供給も増加し、業界の不確実性にもかかわらず業績を伸ばすことができました。 地域別では 欧州が世界の売上成長を牽引しています。同地域の補修用タイヤ(RE)需要は、冬用タイヤやオールウェザータイヤを含む季節商品の需要が増加したことで、昨年後半から安定的に推移しました。欧州の売上高は3,165億KRWで、同社の総売上高の 約41%を占めまています。 欧州の堅調な成長は、生産能力の向上とプレミアムカー向けの製品供給が原動力となりました。スポーツマーケティングによるブランド認知度の向上も功を奏しています。2016年以降、NEXEN TIREは欧州の主要プレミアム自動車メーカーに新車装着用タイヤを供給しています。この新車装着用タイヤ供給の増加は、当然ながら補修用タイヤ需要の増加をもたらしています。 昨年、地政学的混乱とアメリカの対中関税引き上げを控えた輸出量増加により急騰した海上運賃は、前年同期並みの水準に回復しました。このため、売上高に占める運賃の割合は緩和されました。需要が堅調に推移したため、原材料価格、特に天然ゴムと合成ゴムは高値で推移しました。 NEXEN TIREは、景気変動が激しい中、地域別の取り組みを実施することで、市場競争力を高めていく方針です。欧州では、販売量の拡大と生産能力の増強により成長を図り、アメリカでは、世界的な供給の再配分、価格調整、ディストリビューションプランの実施により、関税措置に柔軟に対応する計画です。日本とオーストラリアでは、取引先の多様化と現地物流倉庫を活用した販売拡大に注力していきます。 NEXEN TIREは、電気自動車(EV)と内燃機関車(ICE)の両方に対応する統合製品アプローチを開発しています。NEXEN TIREの製品は、優れた品質とテクノロジーに基づき、ハンドリング、ブレーキング、ノイズ低減などの分野で、車種に関係なく最適な性能を発揮します。これにより、消費者は車輌の区別なく、自分に合った製品が選択可能となります。 製品開発には、人工知能(AI)やバーチャルリアリティ(VR)などの最先端技術を活用しています。最近の社内テストにおいて、ブレーキング、ノイズ、乗り心地などの主要分野で同社製品の優れた性能が評価され、電気自動車と内燃機関車の両方に適していることが実証されました。 グローバルCEOトラビス・カンは、「為替レートの変動や関税政策をめぐる不確実性が続いていますが、生産能力拡大とブランド構築における長期的な努力が実を結び、成長を続けることができています。私たちは、顧客重視の製品戦略と地域別カスタマイズ戦略でグローバル市場での競争力を持続的に高めていきます」とコメントしています。 |